胸痛は狭心症や心筋梗塞の代表的な症状の一つであるように、命に関わる病気が潜んでいることも多くあります。
胸痛を感じたら、慌てずに痛みの状態(何をしている時/部位/程度/持続時間)を、よく把握しておくようにしてください。
心臓、肺、動脈だけでも下記のような病気の可能性があります。
<<胸痛を起こす病気>>狭心症/心筋梗塞/急性心膜炎/心筋炎/不整脈/大動脈解離/心不全/肺血塞栓症/肺梗塞/気胸/肺炎など。
◆胸痛の原因を調べるため、当院では次のような検査ができます。心電図/胸部レントゲン/心臓超音波検査/血液検査
心筋が虚血状態に陥っても、壊死にまで至らない前段階を狭心症といいます。
息をしづらい、息苦しいと感じた場合には心臓、肺に異常を認めることがあります。
心臓や肺以外にも息切れを感じる病気はたくさんありますが、心臓、肺の病気では息切れを起こすことが多いため、異常を感じたら早めに受診することをお勧めします。
◆息切れの原因を調べるため、当院では次のような検査ができます。
胸部レントゲン/心電図/心臓超音波検査/血液検査
動悸とは、普段は自覚することのない心臓の拍動を不快に感じることです。
単に脈拍が速くなっただけの場合もありますが、病気による動悸の場合もあります。
脈拍数、脈の状態、いつ始まってどのくらい続いているか、などを把握し受診することをお勧めします。
<<動悸を起こす病気>>不整脈、心不全、心臓弁膜症、肺気腫など。心臓以外では貧血、甲状腺機能亢進症など。
◆動悸の原因を調べるため、当院では次のような検査ができます。心電図/ホルター心電図(24時間心電図)/胸部レントゲン
心筋梗塞(しんきんこうそく)とは、虚血性心疾患のうちの一つです。
心臓が栄養としている冠動脈の血流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態です。
通常、急性の症状として起こる「急性心筋梗塞(AMI)」のことを指します。
冠動脈の血流量減少は主に動脈硬化など、何らかの要因により狭窄(きょうさく)を起こすことで発生します。